今だから言える話ですが、昔ある事件を犯してしまい、塀の中に入っていた時の話です。

当時一緒に収監されていたある囚人と喧嘩になってしまい、相手を殴ろうとした瞬間、俺の右拳は空を切りガラス窓に激突。
ザックリと開いた右手の甲から指に滴り落ちる鮮血を見た瞬間、頭に上った血も一瞬で下がりました。
静脈って、切ると血が噴き出るわけではなく、ジワジワとにじみ出すのをその時初めて知りました。

そのまま刑務官に連行。
揉め事を起こしたことで説教込みの三十分は待たされてから、ようやく怪我の処置。
医務室では傷口を見るために、固まり始めていた血を綿棒でガリガリこすられ、余りの痛さにギブアップ。
我慢出来ないので麻酔をお願いしたのは忘れられません。

後日、抜糸時にグチャグチャの傷口を直視してたら、グロ耐性があると思っていた自分も思わず失神したのはいい思い出です。