昔々の事です。
当時私は小学5年生。
近所に珍しくフェンシング教室があったので通っていました。
フェンシング練習用の剣は、安全のために剣先を潰した上にゴムを被せてあります。
ところがその日の練習相手の剣はゴムが外れてました。
でも、ちゃんと防具を着ていれば危険は殆ど無いため、気にせず練習をする事にしました。

フェンシングの防具は、分厚い布製のプロテクターで上半身を守り、頭、首は金網付きのマスクガードで守っています。
普通、剣が折れたりしない限りそうそう大事故にはならないものです。
しかし、ゴム無しが如何に危険かを知っておくべきでした。
胸のあたりを狙った相手の突きがちゃんと決まらず、ツルッと滑ってのど当ての下に滑り込むと、プロテクターにもかろうじてネックガードは付いているものの、それも通過して生で刺さってしまいました。
運良く気管まで到達しませんでしたが、あの地獄の痛みは忘れられません。