7年前のことです。
私が海上自衛隊の第O航空隊ってところで、冬だけに編成される除雪隊に勤務した時の話。

その日は夜からドカ雪が降り、早朝に滑走路でショベルを使って除雪に従事していました。
すると無線から

「オイ○○(自分の名前)今すぐ××通りに来い!」

と慌てる声。

最初は溝に車両がハマったかな?と思い、一服してからショベルカーで現場に向かいました。

行ってみるとやたら人が集まりザワザワとしています。
『集めろ!集めろ!』とか『そこ引っ張れ!』とか作業員も凄まじい慌てよう。
私もショベルカーから降りて現場に行くと…。
ソコにはロータリー車(前面に高さ2m、幅3mぐらいの回転歯がついており刃を回転させ雪を崩すと同時に掃除機みたいに吸い込み雪を煙突から飛ばす車)が不気味に佇み、よく見るとロータリーも周りの雪も血で染まっていました。

周りには明らかに肉片が。
ロータリー車で人を巻き込んでしまったのです。
雪を吐き出すパイプには、そのミキサーした人を吐き出したのか、黄色いパイプが真っ赤に染まっていました。
私は護衛艦勤務も経験した事あったので、水死体なども見慣れていましたが、それでも流石に嘔吐しました。
バラバラになった肉片を集めながら初めて仕事で泣きました。
あの日の夜は二度と忘れられないトラウマとなり、いまでも挽き肉が食えません。