17歳のころ、自転車に乗っていた時の話です。
歩道脇に車が止まっていたので、右側に避けて追い越そうと思った瞬間、急にドアが目の前で開きました。
それほどスピードを出していたわけではありませんが、いきなり目の前に壁が出来たのも同然。
急ブレーキも間に合わず激突し、車道に放り出されてしまいました。

転倒した先で背後から車のライトの灯りが迫ってくるのが見え、「やばい……逃げなきゃ死ぬ!」と思った次の瞬間、後続の車と衝突し右腰あたりに味わったことのない衝撃が。

周りが救急車を呼んでくれて、もちろんそのまま病院に直行。
幸い骨折や内臓損傷などはなかったものの、その晩は全身が激痛でした。
痛くて我慢できないときは呼んでくれと看護婦さんに言われていたので、あまりの痛さに思わずナースコール。
すると痛み止めの座薬をうつからと、看護婦さんの前でお尻をぺろりと出し四つんばいに……。
それでも痛くて、結局その日の晩は眠れませんでした。
事故の衝撃で頭はぐるぐる回るし、身体中は鈍痛で重いし、腰は痛くて寝返りは打てないし……。
クリスマスの夜の出来事でしたが忘れることは出来ません。