小1の夏休みのこと。
親が私の代わりに夏休みの工作を作っていたときに、その横でカップ麺の容器の縁をカッターで切って遊んでいました。 
親が

「危ないんだから気をつけなさいよ!」

と言った直後、気をとられたのかカップ麺の縁からカッターが勢いよく滑り、左手の親指と人差し指の間を思いっきりパックリと切り開いてしまいました。
あまりのことに言葉も出なかったので、幸いにも(?)親には気づかれませんでした。咄嗟に「親にバレたら怒られる」と思った私は、絆創膏貼って傷口を見えなくすれば「ちょっと怪我した」で済ませられるし、たぶん怒られない!と考え、傷を隠しつつトイレへ行くふりをして救急箱のある部屋へ行きました。 

しかし予想以上に傷口は深く、絆創膏を貼ろうとしても、血が噴き出してるので貼ったそばからズルリと剥がれてしまいます。 
ティッシュで血を拭いてすぐに貼れば着くと思いましたが、あまりの出血の量に上手くいきません。
激痛をこらえ傷口にティッシュを詰め込んで、手を離した瞬間につけようとしましたが、これも上手くいかず。
何度も失敗し、気がつけばごみ箱は血まみれのティッシュの山。
ゴミ箱は高さ25cmぐらいの大きな植木鉢のようなサイズでしたが、血まみれのティッシュでにいっぱいでした。 
どうしても止血が上手くいかず、しかたなく諦めてフラフラしながら(たぶん貧血起こしていたと思います)親に「怪我しちゃった…」と報告しました。 
すると親は血相を変え、ものすごい勢いで思いっきり怒鳴られました。

すぐに病院へ連行されると案の定縫うことになり、局部麻酔したあと

「見ていると痛くなくても怖くて泣くだろうから」

と、傷口とは反対を向くように言われました。
しかし手術中、横にある誰もいないベットを向いていると、そこに顔面血だらけの急病人が運ばれてきてしまい、悲鳴をあげてしまいました。
あまりに衝撃的な光景に視線を外せずショックを受けている間に、自分の手術は終わっていました。

しかもその後、抜糸するときに看護婦さんが失敗して皮膚を一緒に切ってしまい、通院が延びるというオチまでついた痛々しい事件でした。